水無月ネクの雑記、備忘録

Twitterアカウント水無月ネクのこぼれ話や備忘録です

イキリオタク水無月ネクの運動歴(^q^)〜後編〜

Twitterのタイムライン上に、武術や護身術、格闘技の話題が登ると、訳知り顔でツイートを始める水無月ネク。

その正体は一体何様なのか──。

 

どのくらい記事の文章が長くなったら分けるべきかとかわからないけど、学生時代編って感じで区切れるかな?と思ったので一回区切って後編!社会人編!!

 

ブラジリアン柔術(22歳)

(22歳の内でも少しの間だけ…社会人編とか言ったけどこれは学生時代の最後の最後のお話)

暗黒の高校時代にも大切な2人の仲間が出来た。それはK-1やPRIDEなど、TVでやってる格闘技について語り合える仲間。それぞれ別の大学に進学してからも交流は続いたため、自分は彼らを大学の道場に招き、見様見真似でスパーリングをしたり、部活の備品を使ったりして遊んでいた。

そうする内に、2人の仲間の内の1人が、ブラジリアン柔術のジムに通い始めて、みるみるうちに実力を高めていった。

彼は1年間腕を磨いた。しかし8年の柔道歴があり、彼より体重も重かった自分の方がまだ強かった。そんな自分に彼は驚きの提案をする──。

「一緒に試合に出よう。お前なら大会のビギナー出場枠で即、勝てる。ジムに所属して無いと試合に出られないわけでも無い。柔道とのルールの違いだけ体感出来るように、何回か出稽古行ってそれでぶっつけ本番行こう」

折しもこの頃、大学の部活動は就活から卒業に向けて半引退状態であり、時間はあった。更に学生最後の腕試しをしてみたいと思ったので、ドキドキしながらもこの誘いを受けたのだった。

そこからは大学の部活動ではできなかったことを沢山体験することができた。

2つのジムに出稽古に行き、柔道と似て非なる寝技を学んだ。食事制限をし、体重を調整した。当日を迎え、計量をし、いざ試合。

1回戦を圧勝するも、2回戦で敗れた。展開こそ激しかったが、地力が違い過ぎた。後に分かった事だが、自分に勝った対戦相手は、同日に行われた体重無差別級の戦いにも出場する名門出の猛者であった──。

試合の後、話しかけに行ったら同い年であることも判明し、「就職しても続けるの?俺のマウントポジション簡単に弾き返せるくらいだから続ければ良い。なんなら俺達と一緒に練習すれば良い」との嬉しい言葉を貰って、学生時代最後の青春を終えた。

余談として、大会パンフレットに、出場全選手で唯一「所属ジム フリー」と記載され、謎の大物感が醸し出されていて微妙に恥ずかしかった(笑)

ブラジリアン柔術で得たもの

・柔道より制限の少ない、自由度の高い寝技

・約束無しの真剣勝負。大学の部活にも自由組手は制度上あったが、裁定するのが難しく、大会ではほぼ行われなかった。

・減量して試合に望むという体験。階級性の試合に出るプロファイターと似た体験は新鮮だった。

・共に戦った仲間、対戦した相手との友情

★結果、成果

グラップリングツアー ビギナークラス 1回戦勝利

 

キックボクシング(23〜26歳)

水無月ネクは社会に出るにあたってビビりまくっていた。自分のようなチャランポランが社会に出て仕事など務まるだろうか?と。当時から10年以上経った今でもそう思うのでそうなのだろう(笑)

何にせよ仕事は頑張らねば。趣味をやる余裕も当分あるまい。運動の機会はどうしようか。だらしない体型になっていくのは抵抗がある。そんなことを考えながらネットでジムを探したり探さなかったりしていると──。

『アーネストホーストジムJAPAN』なるジムが名古屋にオープンするという情報に辿り着いたのである!!!

K-1への憧れ。その中でも自分は、的確な攻撃で相手を緻密に追い詰めるテクニック型である『アーネスト・ホースト』に最も憧れていた。そんなホースト公認のジムが名古屋に出来る…これは自らが社会人としてやっていけるかなどという些細な不安を吹き飛ばし、ジムの門を叩かせるには十分すぎる衝撃であった。

ジムのオープニングセレモニーがホテルの大会場で行われ、そこで生まれて初めて出会った本物のヘビー級ファイター…人生最大の感動を得た瞬間だった。

その後もジムに不定期に現れるアーネストホーストの直接指導を受ける機会もあり、憧れに直接触れる喜びを噛み締めながら身体を追い込む日々が続いた。

この直接指導の際に、相手の右ストレートに対して、パリング、ヘッドスリップ、ローキックをほぼ同時に合わせるタイミングを「Good」と言ってもらったことが生涯の宝である。

また質問コーナーにて「背が低く、攻撃を先に当てられて辛い。自分の攻撃を当てに行くには?」と聞いたところ、アーネストホーストは拳で自分の胸を2回叩くのみという最高に粋な答えを示してくれた──。

 

余談であるが『人生一度は会ってみたい憧れの人物』が皆さんにもいるだろうか。自分は若くして、特に努力もせず(ジムに通おうという決心だけ)これが叶ってしまったので、夢は夢のままで…だからこそ頑張れる…的な要素を失ってしまったかな?と思わなくも無い。また何としても会いたい人、自分にとってのスターを見つけたいものである。

 

ホーストジムは、日本の空手がオランダに渡って進化したものである『オランダ式キックボクシング』を掲げている。日本のキックボクシングは、悪く言ってしまえば、自由に縄跳びやシャドーボクシング、サンドバッグ打ちをやらせ、そこからモノになりそうな人を手厚く指導すると言った個人主義的な面がある。オランダ式は空手に似て、指導者が前に出て手本を見せ、整列した門徒がそれを真似する全体主義的な練習が多く、初心者もプロも同じプログラムに参加することも多い。

落ちこぼれを生みにくいオランダ式のシステムによって、一応自分も「試合に出てみるか?」と打診を頂けるほどにはなった。ちなみに試合に出るには週4回以上の練習を約束する必要があったため、流石にサラリーマン生活との両立が厳しく、丁重にお断りした。ただ、この打診そのものが自分には嬉しかった。

★キックボクシングで得たもの

・生涯憧れのスターとの出会い、直接指導、薫陶

・オランダ式キックボクシングの、合理的で落ちこぼれを生みにくいシステムによるテクニック

★結果、成果

・ジム内昇給試験 黄色帯(全くの素人のレベルは脱している、という程度)

・アマチュア試合出場の打診

 

総合格闘技ジム1つ目(32歳の内3ヶ月)

水無月ネクはアルコール依存症である。若い頃から酒癖が悪く、心身共に徐々に悪化し、方々に迷惑をかけながら十数年やってきた。

転勤によってホーストジムを泣く泣く去ることになり、運動の機会にも恵まれぬまま数年が経ち、ストレスを募らせたのかもしれない。そんなある日、本格的に心身に不調をきたし、自ら酒を辞めようと決心した当時。

夜飲んだくれてた時間をジム通いに充てれば、心身のハリになるし酒を飲む暇も無くなるのでは…という嫁の提案で、探し当てた総合格闘技のジムに通う事になったのだった。

初めて体験に言ったその日の内に、ジムの先生から「ウチのジムは寝技偏重になっている。打撃のジム出身の人は貴重。生徒の打撃のミット持ちをして欲しい。報酬は無いけど練習に参加する月謝も無しでやってくれないか」という提案を受けて驚いた。ホーストジムでの3年間が認められた気がして嬉しかったので、その申し出を受けることにした。

こうして半分生徒、半分スタッフとしてジムに通い始めたが、徐々に半分スタッフとしての責任を重く感じるようになってしまい、何となく肩身が狭い日々が続く中、派手に再飲酒してしまい、本格治療に取り組むためジムを去ることになってしまった──。

散々な辞め方だったが、色々教えてもらって、また破格の待遇を受けられて感謝は尽きない。

総合格闘技で得た事

・キックボクシングと総合格闘技の打撃の違い

柔術の様々な基礎運動。三点倒立が出来るようになった。

・ストレートの撃ち方。股を絞り、膝から上をパンチの為の砲台にする感覚。

★結果、成果

・特に無し

 

エニタイムフィットネス→家トレ(34〜35歳)

趣味によって、生活に規律をもたらすことにより、アルコールの付け入るスキを無くす…そのためにうってつけなのが『筋トレ』

24時間ジムで有名な『エニタイムフィットネス』が近所にオープンしたので、またもオープニングメンバーとして飛び込んだ自分(笑)

しかし新型コロナウイルスの感染拡大により、家族会議でジム通いを見直すことになり、ここもやむなく退会。

ここでせっかくの習慣を手放してはいけないと思い、浮いた月謝分を先行投資に…と考え、自宅にアジャスタブルダンベル、インクラインベンチ、チンニングスタンドを買い揃え、元トッププロボディビルダー『山本義徳』氏の理論を参考に筋トレに励んだ。

決まった日時に決まったトレーニングをし、サプリメントを飲むというリズムを生活にガッチリと組み込むと、アルコールの入り込む余地が無くなる。

酒を飲むと栄養が吸収されず流れ出てしまうので、もったいないという貧乏性も働く(笑)

つくづくアルコール依存症には筋トレがピッタリだと思う(笑)

★筋トレで得たもの

・筋肉(笑)筋肉の大きさだけなら若い頃よりもある。

・筋トレ、サプリメントの知識。家族も居るし時間もない中、どうせやるなら効率良くと思い、動画を見たり本を数冊買ったりした。

★成果・結果

運動や栄養の勉強の流れで資格を取得☆

・日本スポーツ協会公認 スポーツリーダー

・日本ダイエット健康協会 ダイエット検定1級(プロフェッショナルアドバイザー)

 

総合格闘技ジム2つ目(35歳〜現在)

筋トレを続けながらなんだかんだでジムワークしたいなと思い、近くにジムがないか調べたり調べなかったりしていると…なんと徒歩圏内にジムがオープン!!!

酒を飲まない生活が軌道に乗ってきた…そして未だくすぶる格闘技への想い…そこに徒歩圏内と来たら…行かなきゃ嘘だろッッッ!!!

そう思った頃にはもう入会申込みを済ませていた──。

自分より若い先生、新しい理論、立ち技寝技どのクラスに出てもいい自由度…格闘技を満遍なく味わい尽くしている実感!!!

感染対策しっかりしながら、老体に鞭打って頑張っています!これが俺の現在地!!!

総合格闘技で得たもの

・フェイント、トリッキー寄りの最新技術

・フィットネス、キックボクシング、グラップリングブラジリアン柔術総合格闘技とクラスを自由に選べる環境

・ジムに通う前から購入を検討していたミット(嫁や、たまに来る昔の仲間と遊ぶ用)を購入する踏ん切り(笑)

★結果、成果

・これから…かも(^^)v

おわりに

なんだかんだで運動は楽しい!足腰を鍛えておけば老後マシかも知れないし、サプリメントを勉強したおかげで栄養に詳しくなった!

そして運動を生活の中心に据えたおかげで、酒を飲まない生活も板についてきたし、心身共に若々しくなれたと思う!運動をしよう!!!