水無月ネクの雑記、備忘録

Twitterアカウント水無月ネクのこぼれ話や備忘録です

『憧れの人に会う』という夢

先日、Twitterアカウントの方で、一生に一度は会ってみたい憧れの人がいますか?と問いかけてみた。

結果は以下の通り。お答えいただいたフォロワーの皆さん(以外もいたかも?)ありがとうございました。

 

アーティストや芸能人に会ってみたいという声から、陛下にお会いしてみたい(!?)といった声まで…フォロワーさんの傾向からか、ときメモ声優さんに会いたいとの声も。

 

かくいう自分はというと、子どものころからK-1に憧れており、特にその中でも、技巧派のトップ選手であった『アーネスト・ホースト』の大ファンで、彼こそが一生に一度は会いたいスターだった。

ボブ・サップとの対戦の際には、リビングで近所迷惑もはばからず叫びながらホーストを応援したことが懐かしい。

社会人となり、運動習慣の確保を懸念していた自分のもとに、なんと「アーネスト・ホーストジム」オープンの報せが入る。すかさず入会した自分は、オープニングセレモニーやセミナーなどで、早くも憧れの存在との対峙を果たしてしまう。しかもチラ見や遠目ではなく、技術指導や訓示まで頂いてしまった。

かくして当時23歳の若者は、ジムに入会しようという踏ん切り以外に特別な努力も必要とせず、一生モノの夢の1つを叶えてしまった。

より詳細な経緯は過去記事にて。

 

minaduki-nek.hatenablog.com

 

 

それ以来しばらくの間、憧れや夢という方向に対してはある程度やり切ったなという、達観のような気持ちが常にあり、張り合いのない日々を送ってきたような気がする。

当時の感覚は、アンケートの3番目に設けた「もう会えたから満足!」に近いものだったが、燃え尽きたような虚しさもあった。これを選択した方が3名ほどいるようなので、憧れの人に会えた日以降どんな気持ちで過ごしているかお聞かせいただきたいものである。

 

そんな自分にもニューヒーローが現れる。

ロックバンド『THE WASTED』。キャリアの悩みや家事育児のストレスを抱える中で、楽しく激しく活動する彼らにどうしても会ってみたいという気持ちが自然と沸き起こった。そうこうする内に、全国ツアーが行われることになり、行ける範囲にも来ることになったので、すぐに駆け付けることに決めた。

ライブの後に結構たくさん話す時間があり、サインも寄せ書きのように全員分頂く神対応で、自作したグッズを見せると喜んでもらえた。

また夢が叶ってしまった…夢というものは、憧れのまま大事にしておくものじゃなくて、積極的にすぐに叶えに行くものなのかなと思える良い体験だった。それと、夢というものは超絶努力の末に叶えるものという思い込みも、必要ないなと思った。憧れの人に会うのに必要なのは、ジムやライブハウスなど、初めての場所に飛び込もうという踏ん切りだけだった。

 

アーネスト・ホーストに会ってからTHE WASTEDに会うまで10年弱の間があった。憧れの人に会うという体験を10年越しに味わったことで心が若返り、今後の人生のうちに会ってみたい人がまだいることに気が付いた。

嫁が自分のために録画しておいてくれた『KNOCK OUT』という格闘技興行で見た衝撃的な試合。知名度こそK-1RIZINに及ばないものの、つい先日(2021年9月9日)放送されたアメトーーク「キックボクシング大好き芸人」にも取り上げられるほどの激闘を演じた『勝次』選手。知った直後からTwitterもフォローしたところ、人柄も尊敬出来てますます好きになった。主に東京で試合をしているので、本気で会おうと思えば『踏ん切り』をつければ良いだけだ。(試合前に観戦に来てくださいと声を掛けられたことも…これに迷わず乗れるかが、夢が叶うかどうかの分かれ道?)

ファイター界隈で会ってみたい人はたくさんいる。コロナ禍が去ればもっと格闘技観戦に行きたいものだ。

格闘技界最大のスターの一人『那須川天心』選手には人生一度は会っておきたいし、叶うことなら話をしてみたい。

 

ときめきメモリアル2で、水無月琴子役を演じた『小菅真美』さんには…さっきまでと言ってることが真逆だが、会わないままで、憧れとして取っておきたいような気持ちになる。元々キャラクターの向こう側に声優をイメージしないタイプなので、特に好きな声優さんなどが居ない。けれど、水無月琴子というキャラクターをどのような思いで演じ、作り上げたのかは伺ってみたい…やっぱり会ってみたいかな…??

複雑なオトコ心だ。

 

今回の話は、あくまでも『憧れの人に会う』という、夢の中のいちカテゴリーの話ではあるが、それを叶えるために必要なことがわかったような気がする。それは、会いたい人の領域に思い切って飛び込む『踏ん切り』だけだ。この話が、憧れの人に会うことを願う人にとっての『踏ん切り』になれば幸いである。