どうも!!!水無月ネクです!!!!
今年もこの季節がやってまいりました!
『水無月琴子生誕祭2022』でございますッッッ!!!
2017年から誕生日にケーキをオーダーし始め、2020年からは一点物の記念品の製作も依頼しております!
毎年、発表するとTwitterのフォロワーさんからたくさんの反応をいただき、楽しい誕生日を過ごすことができています!この場を借りて厚く御礼申し上げます!!!
(今回初めてTwitterとブログ記事を同日に発表できます…まだブログ記事にまとめてない誕生日企画のどてらについてと、ときメモ2発売20周年企画のオルガニートについても必ずやるつもりです!!)
企画立案の流れ
さて、既にツイートでは発表したけど、今年の製作は一味違う!
過去のもの(オルガニート、どてら、エプロン)は、業者さんとの綿密な打ち合わせによって出来上がったプロの仕事。今回はグッと身近になった(お安くなった笑)というかハンドメイド感が増したというか?「園芸(ガーデニング)」に人生で初挑戦!!
去年の生誕祭でエプロンを発表して、あっという間に新年になって…。今年の初めごろには(12月の誕生日企画何にしようかなぁ…)と考え始めていた(笑)
ネタそのものを思いつくのに時間がかかるかも…という心配と、思いついても形にするのに時間がかかるものだとしたら、早めに取り掛からないとマズいかな…という思いから、企画については早めに考えることにしている。
そんなこんなで思いついたのが『菖蒲(アヤメ)の栽培』!!
メモラー諸兄ならご存じだと思うが、ときメモ2のヒロインには、隠しキャラを除いて「イメージフラワー」が設定されている。
水無月琴子のイメージフラワーがアヤメということで、ウチ(借家)の庭でアヤメを育てられないか?と考え始めたのがきっかけ。
そうと決まれば早速行動!アヤメの種か苗を探しに、あまり深く考えずにホームセンターに行ってみた。
結構大きいカイ○ズホーム…店員さん曰く「アヤメは…種も苗も取り扱いが無いですね…」とのこと!!
いきなり頓挫!?有名というかポピュラーな花じゃないのか!?それとも育てにくいのか!?!?
…気を取り直してちょっとネットで調べてみたところ、アヤメという植物は、園芸の対象としてはあまり人気ではないらしい。だから苗が売ってないのか…。
評判からして、野に咲いているから良いという類の花なのかなという雰囲気。検索すると「アヤメ 増えすぎ」なんていう予測変換も(笑)
さらにさらに、問題はアヤメの種。そもそもアヤメの種というものは一般にはあまり流通しておらず、手に入ったとしても、植えてから2、3年しないと花が咲かないとのこと!!
これは困った…そこで、園芸に詳しいウチのお義母さんに相談してみると――
「アヤメなら庭のそこに生えとるがね。アヤメを増やすには株分けって言って、根っこごと掘り返してスコップで縦に割って植える場所を分けるのよ。ウチには株自体がいくつもあるから、何株か丸ごと掘り返して持っていきなさい」
とのこと…。
なんという灯台下暗しかッッッ!!!探し求めたアヤメは、しょっちゅう出入りする義実家に普通に生えていたのです!!!
これだけでも、水無月ネクが普段いかに草花に興味無く過ごしてきたかかが分かると思う(笑)
お義母さんにも「急に花を育てたいとは…どういう風の吹き回しかね?」などと言われる始末である(笑)
大丈夫です!!大事に育てます!!!
小学校でやらされる朝顔以来の植物。自分の意志で育てる人生初の植物であります!!
それではここから観察日記的に、時系列の写真と、そこに一言二言添えていきまーす!
栽培日誌
2022年3月12日
計画を思いついて、ホムセン見に行って、義実家に相談して…ちょうどその時期が、アヤメの植え替えや株分けをするのに適した時期(2~3月)だった!!
これも運命かな!!!
そんなわけで義実家の庭から掘り起こしたアヤメを、借家の庭に植え替える。これだけでも初めてのことで緊張した…手際が悪かったらダメになるのかなとか考えてしまって…。
地面を掘って塊を置いて、掘った土をかぶせたのだが…塊が浮いている(汗)おっかなびっくりやってるのがお分かりかと思う(笑)
2022年3月19日(以下2枚)
1週間でこんなに伸びた!!
アヤメはとても強くて育てやすい植物だそうです☆
流石『凛と佇む』と歌にあるだけのことはある!
…それにしても塊の浮き上がり具合が顕著である。
心配になって、義母さんに相談すると「ちょっとくらいはどうってことない。アヤメは強いから」とのことだったが…。
2022/3/20
実際にウチの庭を見に来てくれた義母さん曰く「流石にダメ」とのことで、もう一度掘り返して植え直し(涙)義母さん…水無月ネクの不器用さを甘く見ましたね(何の自慢)
2022年4月12日
3週間が経ち、琴子アクリルスタンド(約12cm)を超える背丈に☆
水やりはほとんどしなくても良い(自然の雨だけで十分)とわかっていてもやってしまったり、周辺に生える雑草を抜いたりと甲斐甲斐しく世話をした(笑)
でもこのくらい伸びると安心!!
2022年4月26日(以下2枚)
灯台下暗し第2弾なのですが、我が家には既に先住アヤメが居た(笑)
ドイツ原産のアヤメの一種『ジャーマンアイリス』!!!
こちらが一足お先に花を咲かせた!!
日本のアヤメよりも葉、茎、花すべてが大振りで派手な花☆
しかし去年以前も当たり前に咲いてたのよね…。自分が興味なかっただけで…。
「今まで見向きもしなかったのに、急になによ?」
と、琴子に他人の空似のドイツっ娘からの声が聞こえるようだ(汗)
2022年5月2日
さて、日本のアヤメに戻りまして…。
いよいよ高さも40cmほどになってきて、初夏らしい鮮やかな新緑が美しい!
そろそろ花が咲くかな☆
2022年5月8日(以下4枚)
『静寂に揺れる菖蒲』が咲いた☆☆☆
公園の目の前の借家の庭先ってのは、全然静寂じゃないけどッッッ!!!
ちなみに『静寂に揺れる菖蒲』というフレーズは、皆さんご存じ水無月琴子の傑作キャラソン『透明な心』の歌い出し。
静寂に揺れる薄い紫の 菖蒲のような強さが欲しくて
という部分から頂きました!
ところで、静寂でもなければ薄い紫でもないな…めっちゃ鮮やかでくっきりした紫だ…。
…まあ、生ものが相手だし細かいことは気にしないで、ほら花見て花。綺麗!!!
今回義実家からは、株を3つもらったうち2つの花が咲いた。ご覧の通り紫の花と白の花。どちらが琴子にお似合いか…キャラソンでは薄い紫と歌われているので、設定としては紫なんだろうけども、改めて皆さんで考えてみてください☆
案外というか、順当に白も似合うぞ…?
そして、花が咲かなかった株は…義母さん曰く紫の花が咲くらしい。花が咲かなかった分、葉の勢いが咲いた株より凄く、その分地下茎に栄養を溜め込んだのではと推測される。「咲かない年もあるけど、その分翌年に良く咲く」とのこと。
これは来年も楽しみである!!!
2022年5月11日
琴子のアクリルスタンドとのツーショットを撮る目的は果たしたので、この素晴らしい花だけでワンショット☆
花弁の根本の『文目(あやめ)』がくっきり見える!この文目の模様が、アヤメという花の名前の由来とも言われているよ!
Xperia…今日ほどお前のカメラ画質に感謝したことはない…(笑)
ところで、花が咲いている茎の左隣の茎について。真っ直ぐにパッツンと切れているのがお分かり頂けるだろうか。これは『花がら摘み』といって、咲いた花が萎んできたら花の根元部分から取ってしまうという手法。花の根本部分は少しくびれていて、手でちょっと力をかけるだけで、ポキッと写真のように真っ直ぐに折れる。
花が萎むと種を作る準備に入るので、株全体のエネルギーがかなり割かれてしまう。アヤメの種を採取することが栽培の目的ではないこと、後に咲く花にも栄養を行きわたらせて綺麗に咲かせたいということを考えると、欠かさずにやっておくべきとのこと。
一本の茎にいくつかつぼみが出来て、順番に花が咲く。そのひとつが終わったら花がら摘み。茎全部の花が萎んで、つぼみがもう残っていない状態になったら、今度は茎自体を地際(地上の根本付近)から切ってしまう。その分地下茎に栄養を回すため!
花がら摘みとか、茎を切るとかね…キャラクターをイメージして感情移入しながら植物を育てている人(どんだけいるか知らんが笑)にとっては抵抗がある…あるが、いかんせん知識が無いんで、調べたとおりにやらないと全体をダメにしかねないな…と思ったので、ここは割り切るッッッ!!!
2022年5月15日
最後に綺麗に咲いた白い花弁を、こちらもワンショットでお届け☆
まだ咲き始めてから数日しか経ってないけど…もうこれが最後の花。
実はアヤメの花ひとつひとつは、3日も経てば萎れてしまう…一本の茎にいくつかつぼみがつくので、順々に咲いて1週間くらいは花が咲いている。更にその茎が、一株には何本もあるので、一株全体としては10日間くらいは花が咲いている状態。
短いね…。花の命は短い、というのを地で行くのがこのアヤメという植物。
そういえば義母さんが言っていた…。「アヤメね…見ごろが短くて大して面白くないよ」と。
園芸を趣味として様々な草花を知っていれば、そういう意見も出るのかも知れない。
しかし、メモラーとして花を育てたいと思ったら――
『俺には…アヤメしか無いんですよ…』
2022年9月14日
時は過ぎて真夏…も少し過ぎた頃か。けどこの日も暑かったと思う。
これは花が咲かなかった株。最終的には1mくらいの高さにまで葉が伸びた。地下茎に栄養が行きまくって、来年は見事に咲くことだろう!!
2022年11月10日(以下2枚)
右が花が咲かなかった株。ふたつ別の植物を挟んで左側の、少し葉の劣化が早いのが白い花の株。一番左が紫の花の株。
右の株の葉の勢いがお分かりいただけるかと(笑)
際限なく葉が広がりすぎて、園芸としては見苦しい状態らしい。
花が終わってしばらくしたら、地面から2~3cmで全部切ってしまう人もいるとのこと。我が家では、もっと寒くなって葉が全部枯れて茶色になったら切ることにした。
この時点でもちらほらと茶色の葉があるので、ちぎり取ってみた。枯れた葉は何の足しにもならないので…。
全然関係ないけど、枯れた葉を見て『ベビースター ドデカイラーメン』を思い出した(笑)
2022年12月2日
これまたネットで見たのだが、広がりすぎた葉をこのように結んでおいて、枯れるのを待つというやり方。
全ての葉が茶色になるまで、このまま待つ…なったら全部切って、新しい芽が出てくるのを待つ、というところで、アヤメのお世話が一周する感じ。
同じところにいつまでも植えていると株が弱るので、2,3年に一度株の位置を変えるといいらしいが、まったく気にしない人もいるとか。アヤメは強いのである。
これが今日現在の姿なので、切っちゃうところまでは載せられないけど、このアヤメがまた来年咲くまで、Twitterの方で経過を上げていこうかなと思います!!!
これで栽培日誌はおしまい☆
感想
オルガニート制作の時には、オルゴールの仕組み、その欠点を克服するオルガニートという楽器そのものを知って驚いた。
どてらの時は、和服はマッチョに弱いという衝撃の事実に打ちのめされた。
エプロンの時は、ほぼ布切れ一枚作ってもらうのに想像以上に紆余曲折あった。
今回は、生もの相手の園芸。また勉強になってしまった。ネットで検索したり、義母さんに聞いたりしながら手探りで、おっかなびっくりながらもなんとか花が咲くところまで持ってくることが出来た。
そうやって調べたり教えてもらったりしている中で、自分が街中の花に注目するようになっていることに気が付いた。そんなファンシーな感性は持ち合わせていなかったはずだが…人生何があるかわからない。
今回の企画を通して、草花を愛でるという感覚に目覚めたので、ついでにお付き合いいただきたい。
2022年5月 ちょうどアヤメが咲いたころ(以下2枚)
芍薬。これはウチの嫁が一番好きな花。この花は流石にインパクトが凄いので、植物に無頓着だった自分でも以前から認識していた。というかTwitter上で「借家に芍薬」とかいってネタにしてた(笑)
よくよく見ると本当にすごい花。豪華絢爛。香りも良い。
2022年6月ごろ
これは次男の保育園送り迎えの道中に、見事に咲いているのを見て思わず撮影したもの。後で義母さんに見せると『アカパンガス』という花だとのこと。
2022年10月ごろ
これはTwitterでもアップしたけど、義母さんに「これも持っていきなさい」と渡された『メド―セージ』という花。ハーブの一種で独特の香りがする。
この目が覚めるような濃い色が凄く良いよね。
2022年11月10日
これは同じ日に撮ったアヤメの写真と比べて、より近くで撮ったもの。
まだこの花が咲く前のこと。葉っぱがめちゃくちゃ分厚くて、強そうな植物がアヤメの合間に生えてるな…と思って義母さんに相談。
「なんかめっちゃ強そうな草が生えてて…アヤメの邪魔しませんかね?」
「これは『ダルマギク』。まあまあ可愛い花が咲く。アヤメは平気だから置いておきなさい」とのこと!
菊だから白や黄色の花を想像してたところ、意外な色味の花が咲いて、良い意味で驚いた☆
こんな感じで色んな花について、少しだけど知るようになった。しかしやっぱりその中でも、個人的にアヤメの美しさは際立つなと思う。まあ先入観というか、琴子の花だからという部分に引っ張られてはいるだろうけど(笑)
紫のアヤメの花言葉は「よい便り」「朗報」「メッセージ」
メモラー諸兄ならすぐにキャラソン『風のてがみ』が思い浮かぶよね!
他にも「雄弁」「知恵」
雄弁さは言わずもがな、知恵に関しても、イベント『本当の実力』を思わせる。
白のアヤメの花言葉は「あなたを大切にします」
これは『春のゆき』の最後の部分や、『透明な心』の守りつづけてゆくからといった部分。
他に「純真」「優しさ」「神秘的」
つくづく琴子のためにあるような花だなと思うわけで(笑)
参考URL:
【あやめの花言葉】怖い意味がある?アイリス・花菖蒲・カキツバタ・菖蒲との違いや育て方まで一挙紹介! | 庭革命株式会社
そんな推しのイメージフラワーを庭に咲かせるということで、今回の件を進めながら考えていたこと…これって、全員分のイメージフラワーを擁する『ひびきの花壇』というか『Hibikino Happy Flowers』なんてことも可能なんじゃないか…?
しかし実際に庭に植えるとなると、光のヒマワリの時点でかなり苦しくなる(笑)
少なくとも借家の庭では無理(笑)
そして八重さんである。八重桜の樹である…。
でも田舎の邸宅のお庭には木の一本や二本は生えているので、土地持ちのメモラーさんに挑戦してみて欲しいな!と思いました!!!
まとめとして…水無月ネクの世界がまた広がった。ひとつのゲームの、ひとりのキャラクターにまつわるものを形にしていこうと考え始めて、その都度本当にいろんなことを新しく知る。推し活って素晴らしいなと。人生に彩を与えるなと思う。
言うまでもないだろうけど、推し活、力を入れれば入れるほど面白い。
最後になるけど、今回、誰よりも感謝しなければいけないのはお義母さん。もう頼り切り。園芸とか全然分からなかったから…知識も道具も借りまくって、この度無事に花を咲かせることが出来ました!いつも本当にお世話になっております!!!ありがとうございました!!!
以上です!!!!!