どうも!どんどん格闘技にのめり込んでいる水無月ネクです!!
週5で運動!プログラムは以下の通り!!
月曜:自宅筋トレ45分
火曜:格闘技ジム2時間
水曜:格闘技ジム2時間
木曜:自宅筋トレ45分
金曜:休養日
土曜:格闘技ジム2時間半
日曜:休養日
一部の方はご存じなのだが、自分は今、主夫という身分。それなのにこの運動ボリューム…まさに「何目指してるの?」である(笑)
ある日、ジムでいつも通り全力で頑張って、息も絶え絶えになっていたところ、20歳過ぎくらいの兄さんが――
「失礼ですけど、おいくつですか?」と。
「35歳(当時)っす!」と答えると、
「マジっすか!?何目指してるんすか!?」と驚かれてしまった(笑)
「いや~必死こいてやってるだけっすね~趣味っす~」とかなんとか答えたんじゃないかなと記憶している。意外に思われて驚かれたということは…若く見られたのかな!(願望笑)
さて、今度は昨日の話。一通りジムで頑張って、居残りで縄跳びまでやったところ、ジムの先生が「ストイックっすね~何目指してるんですか?」と(笑)
「なんなんでしょうねハハハ!!!」と適当に返すと、先生が「ジムの別の支部の会員さんにも、ネクさんみたいに頑張る人いるんすよ。その人は『○○支部で強い人がいるっていう評判になりたい』って言ってましたよ」と。
そう言われると自分はどうなんだろう、と改めてその場で考えた。自分がなぜこれほど頑張るのかを、自分と似た人と比べながら言葉にしてみた。
「…シャドーボクシングとか、ミット打ち、マススパーリングをカッコよくこなしたい。『良い感じにキックボクシングが出来ている人』と思われたい…ですかね…」
形になった言葉はこれだった。時間をかけて自分の気持ちを掘り下げればもっと出てきたかもしれないが、練習終わりの雑談に過ぎないし、熱弁になってもキモいのでこのくらいがTPOに合っていたと思う。
果たして先生の返事は――
「そのくらいならもう出来てますよ」
嬉しい。これは嬉しい。
そもそも自分の目的がものすごく漠然としていて、要するにキックボクシングの練習全般において、何となくカッコ良くなれていると良いな、というものである。
その全体像を丸ごと認められたような気持ち。
具体的なテクニックを一つ一つ褒められるのもめちゃくちゃ嬉しいけど、それが積み重なって、全体的に何となくカッコ良くなってきた、ということかなと前向きに受けとった。
ひょっとしたら「もっと高くて具体的な目標を目指せますよ」という意味も込められていたかもしれない。例えばいついつまでに体重や体脂肪をどれだけ落とす、だったり、試合出場を目指す、だったり。
けどそれは自分には関係ない。良く『手段と目的をはき違えるな』と言われたりするけど、自分にとっては、キックボクシングで勝つことや痩せることはついでに過ぎない。パンチやキック一つ一つを知って、コツコツ練習して上手くなる、カッコよくなる、憧れのプロ選手の世界を垣間見る――キックボクシングというコンテンツに触れること自体が目的なのだ。
ここまで来てやっと表題なんだけれども。
なぜ「何目指してるの?」と言われるのか。それは、成果主義、報酬主義、目的意識がはっきりした人の方が多数派だからじゃないかと考える。
「いやそんな日ごろから目的意識ハッキリ持って頑張ってないよ」という人も、もし仮に明日から何か頑張るとしたら?と聞かれたら、その目的を定めたり、報酬を知りたいと思う。なので、今頑張っていることが特にない人も、おそらく例外ではない。
「何目指してるの?」と聞く側の人は、自分の答えを他に持っている。今回話に出てきた二人は、試合に出場している選手なので「そこまで鍛えたなら、披露の場、競い合う場に出ないの?」と思うのであろう。その当てが外れたから「じゃあ何が目的なんですか?」と純粋に疑問に思うのである。
自分としては、先に言った通り、披露や競争が目的ではない。それ自体をすることが楽しみなのである。
夢中で楽しんでるだけなのに、突然「何目指してるの?」と聞かれた時――
それは、わかりやすい目的、報酬がない割には頑張れている時。
人には想像がつかない理由で頑張っている時。
そのコンテンツに触れること自体を楽しめている時。
そんな時を過ごせている私やあなたは素晴らしい。
もしかしたら「何目指してるの?」という言葉には「何考えてんだかわかんねェよ」というニュアンスが含まれているかもしれない。
でも、それでいい。堂々と胸を張って「ハマっちゃってて…」とか「好きなんすよね」とか言っとけばいい。「オタク気質、凝り性なんすよ!」なんかでもいいかもしれない。
むしろこのセリフが聞けたなら、自分の『ピュアさ』を誇っても良いんじゃないかなとすら思う、というのがこの話の結論になるかな!!
7月に買ったグローブにも汚れや痛みが…愛着を持って手入れしながら味わいを増して行きたいものです☆