イラストや漫画、小説にするまでは行かなくとも、お気に入りのキャラクターに関するオリジナル展開を妄想することが誰しもある…あるよね?この界隈の方々ならあると思う( ´∀`)
そんな時、物語の中に『自分自身』をどう置くか、あるいは置かないか…これは人の数だけ形があると思うので、ここでは自分の形というか、考え方を示してみたい。
続きを読む前回の記事で触れた『キャラテーマ曲歌詞乗せ方式』であるが、先日の記事で触れたとおり、全キャラ分出揃うまでには紆余曲折を経た。更に、なんとときメモ2のヒロインの中には、この『方式』曲が2つあるキャラまでいるのである。1キャラに1つしかないキャラテーマ(例外的に2つ:八重花桜梨)に対して、全く異なる歌詞が乗り、編曲がなされている。まるで『ムーンライト伝説』と『夢はマジョリカ・セニョリータ』のように──。(これ、ムーンライト伝説は知ってるけどもう一つは何?と思う方は調べてみてください。面白いのでw)
何故このようなことが起きたのか?例によって明確な答えがあるわけではないが、推測していこうと思う。
続きを読むはじめに、今回の話は答えがあるものではなく、疑問の投げかけであり、仮説の提起である。答えは一緒に考えていこう!!!
『ときめきメモリアル2 ボーカルトラックス』(以下、ボートラ1)というキャラクターソングアルバムがある。ときメモ2として初のアルバムとして、これからキャラクターの魅力をもっと理解していってほしいという方針上重要な作品である。その収録内容についての話。
続きを読む水無月ネクは、オタクとしては履修が少ないほうである。典型的なオタ気質人間なのに、必修とされるいくつもの名作を知らずにいる。そんな自分がゲームをやりこみ、グッズを集め、キャラソンをカラオケで歌ったりしているのが『ときめきメモリアル2』である。今回はこのときメモ2のキャラソンについて!
そのキャラにとって初めてのキャラソン。これはそのキャラの身体的、外見的特徴やバックボーン、口癖などが入ったものになることが多いのだろう。『キャラキャラした感じ』と自分は表現している。そのキャラについての説明という役割を背負っているのである。ときメモ2の初期のキャラソンも、このキャラキャラ感が強いものが多い。
キャラクターの基本情報がふんだんに盛り込まれたこれらの曲たちは、これから広がるキャラソンの世界のイントロダクションとして非常に有効な働きをしている。
しかし、そのキャラにとって2曲目以降のキャラソンが出来上がってくると…いかにもというか、ベタな作りというか…どことなく野暮ったさが出るような気がしている。それが『キャラキャラした感じ』だ。
自分のときメモ2におけるキャラソンの好みは、後期の曲に偏る。それは単に時を経た作品の方が洗練されるからではなく、キャラの紹介という制約からある程度解放された曲の方が自分の好みに合うということだろう。また、『キャラキャラした感じ』の曲を初めて聞いたときは「やっぱりな」という感覚がどこかにあった(それは安心感とも言えるのだが)。自分は「誰にどんな曲が用意されるんだろう?」という新鮮さを、より求めていたようだ。
しかしここからが複雑なオトコ心。ここまでは批判めいた評価を下してきた『キャラキャラしたキャラソン』であるが、自分としては「絶対に存在はしていてほしい」のである。1曲目よりも2曲目が好きなのだが、1曲目があっての2曲目なのである。先に少し触れたが、イントロダクション的な働きをしているキャラソンには安心感、安定感がある。そうした働きをしっかり踏まえた1曲目がある上で、2曲目以降があることによって、キャラに対するキャラソンの切り口は多角化するのである。
例えば陽ノ下光のキャラソン。『笑顔の決心』で基本的な性格や、入学して主人公と再会できてからの日々の想い、日常(日曜日)の過ごし方を表現し、『Brilliant』では海でのデート当日の楽しさや、その日を待ち遠しくする様子などが描かれた。『habit』ではかなり仲が深まった上での日常の喜びをバラードで噛みしめるように描いた。『Jewel of Hearts』では、周りの女子たちも恋のライバルかも?という意識に目覚め、『想い…。』でそれは確信に変わる…。
といったように、どんどん切り口を変えてキャラクターを表現していくキャラソン。しかしこの豊かなバリエーションも、1曲目である『笑顔の決心』が無ければ、どこか唐突な感じがしてしまうのである。
そのキャラにとっての1曲目のキャラソンは、例えるなら”課題曲”のように、定められた要素を含みながら作られなければならないため、時にベタさや野暮ったさが出てしまいかねない。しかしそれこそが、「ああ、このキャラの歌だな」という安心感につながる。
更には、「これで課題はクリアしたから、この先はもっと掘り下げが深かったり、新しい切り口の新曲が出るのではないか?」という期待感も高まる。これこそが、ベタな1曲目があることによる効果だ。
最初期に発表される『キャラキャラしたキャラソン』よりも、後期のキャラソンの方が自分は好きだ。しかし、その最初期の曲の「働き、役目」があるおかげで、その後の曲の表現の豊かさは花開く。
そのキャラにとってのキャラソンの記念すべき1曲目は、こういった味わいを感じながら聴いてみるのも一興ではないかという提案をもって、本文の結びとしたい…が、そもそも1曲目が1番好きだよ!!!という人にとっては「何言ってんだコイツ?」だし大変失礼な話である。また、キャラソンが1~2曲ほどしかないキャラにも当てはまらない。1曲しかないなら課題をこなすしかないし、2曲なら、全く対称的な2曲にするか、似たような曲にするかしかないだろう。少し脱線してしまうが、作品があり、キャラがいて、そこにキャラソンを作っていくのであれば…3,4曲ほどは曲数が欲しい。そのくらいが、1キャラの性格を多角的に表現できるラインなのではないかと考える。ときメモ2は、隠しキャラを除けば各キャラに5曲以上はキャラソンがあってよかったなと率直に思う。ときメモ3や4ではキャラソンの展開が少なく、1キャラに対して2曲ほどしかないから…。
キャラソンは1キャラに対して何曲もあるほうが嬉しいね!というだけのお話でした!!!(まとまらない)